AF28-70mmF2.8G付属のフードは花形フードを採用しておらず、広角側でのフードの効果が疑問視されていました。
　Minolta側としては、AF28-70mmF2.8Gには迷光対策としてフレアカッターを採用しており、円形フードで十分という話も有りましたが、当時のMinoltaのズームレンズでは未だ花形フードが採用されていなかった事も関係しているかもしれません。

　しかし、プロ及びハイアマクラスが使用する標準ズームレンズであるAF28-70mmF2.8Gですから、ＳＣに対して遮光性の良い花形フードを希望するユーザーの声が多かったそうで、標準的なカスタムサービスのメニューの一つとしてAF28-70mmF2.8G用花形フードが用意されていました。



　このAF28-70mmF2.8G用花形フードですが、バヨネット部はオリジナルの円形フードのパーツを流用しています。
　即ち、バヨネット部分はそのままオリジナルフードの部分を流用の上先端部を加工して、新規で作った花形フード部分張り合わた形となっています。
　また、オリジナルの円形フードの内側は植毛処理がされていませんが、このカスタムフードの内側にはしっかり植毛処理がされています。
　当方がこのフードの存在を知った当時は、このフードの価格は10kでした。

　尚、新規作成の花形フード部は当初は金属（アルミ）製でしたが、途中からプラスチック製に変更となっております。但し、何時からプラスチック製に変更となったかは不明です。



　カスタムフード（花形フード）と純正円形フードを並べてみました。
　右がカスタムフード，左が純正円形フードです。
　フードの長さがかなり違います。これだけ長さが違うとフードとしての遮光性もかなり違ってくるモノになるでしょう。